ホラー映画「ランド・オブ・ザ・デッド(Land of the Dead)」

ジョージ・A・ロメロ監督/アメリカ/2005年/93分

時代がやっと追いついてきたヒッピーな生き方と、これ以上ない絶好の舞台でアメリカ社会と世界の中のアメリカを映し出す社会派風刺ホラー。進化するゾンビは水中から出現する!

物語の紹介
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死者が蘇り生者に襲いかかって肉を食らいはじめてからしばらく後、金持ちの支配階級はゾンビが入ってこれないよう川に挟まれた地域の超高層ビル(フィドラーズ・グリーン)で昔と変わらない贅沢な生活をおくっていた。

陸続きの場所は高圧電流によるフェンスで仕切り、私設軍隊を配置してゾンビの侵入を防いでいた。場所を追われた貧困層の住人たちはタワーの周りにひしめき合うように暮らしている。

危険地帯から食糧や物資を調達する傭兵グループのリーダーであるライリーには計画があった。金を貯めて脱出用の車を買い、塀のない自由な世界を求めて北のカナダ方面へいくというものだ。

一方ライリーの部下チョロは権力者カウフマンに取り入って上流階級の仲間入りを願うが断られる。そこで装甲車デッド・リコニング(死の報い)号を奪ってカウフマンに金を要求する。

ライリーはチェロが奪った装甲車を取り戻すべく、またゾンビに襲われる街の人々を救うべく、そして自らの自由の旅立ちのために相棒チャーリーと連れのスラックと共に奔走する。


主な登場人物の紹介
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△ライリー
 傭兵グループのリーダー。

△カウフマン
 金持ち支配階級の長。権力者。
 フィドラーズ・グリーン(超高層タワー)のペントハウスに住む。

△チョロ
 傭兵部隊メンバー。ライリーの部下。 

△スラック
 娼婦。

△チャーリー
 ライリーの右腕。相棒。狙撃の名手。

△ビッグ・ダディ
 ゾンビたちのリーダー
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▽デッド・リコニング(死の報い)号
 装甲車。重火器を備える。傭兵グループが使う車。
 ゾンビが溢れる危険地帯から食糧や物資を調達するために使う。

▽フィドラーズ・グリーン
 超高層タワー。金持ちの支配階級が住む。


コメント・レビュー(Comments・Review)(論評、批評、意見) ※注 ネタバレあり
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時代がやっと追いついてきたヒッピーな生き方と、これ以上ない絶好の舞台でアメリカ社会と世界の中のアメリカを映し出す社会派風刺ホラー。進化するゾンビは水中から出現する!


‡ ホラーの巨匠ジョージ・A・ロメロ監督作品 ‡

68年のジョージ・A・ロメロ監督『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生』はその後のゾンビ映画の原点だ。その後『ゾンビ』(78)『死霊のえじき』(85)と制作してから20年ぶりにロメロ監督が撮った作品、それが『ランド・オブ・ザ・デッド』だ。
ロメロ監督は単なるホラー監督ではなく、人間社会をゾンビという題材による圧力釜効果で社会の縮図を浮き彫りにする風刺作家である。そうした社会派の視点をもった彼の作品は高い評価を受けている。


‡ 水陸両用ゾンビ ‡

ゾンビのリーダー、ビッグダディが川に飛び込んだが浮かんでこない! だいじょうぶか? 溺れたのか? ちょっと心配したものの、よく考えたら彼等はもう死んでいる……byケンシロウ(笑)(「北斗の拳」より)

水の中から現れるゾンビ集団のチラシやポスターは当たりですね。
新ゾンビの特徴を上手に表現しています。

ゾンビ映画の巨匠ロメロ監督最新作。必見でしょ。


■本作品のレビューはたいへん好評のため、以下のレポートにまとめました。

『【深夜の課外授業】ゾンビでわかるアメリカ合衆国』
先生はゾンビ!?怖がりながら学ぶ歴史・社会決定版。教育の舞台は学校だけじゃない。現代社会を生きるための教養・一般常識を映画で学ぼう。


≪ゾンビ関連映画作品レビュー≫

▽「28日後(28 DAYS LATER)」作品レビュー(←ダッシュするゾンビが登場)

▽「ドーン・オブ・ザ・デッド(DAWN OF THE DEAD)」作品レビュー


posted by タカ at 17:49 | Comment(0) | TrackBack(2) | ゾンビ(欧米)

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